ピラミッドパワーとシャワークライミング
1930年、ギザ・クフ王ピラミッドの王の間である「玄室」を見学していたアントワーヌ・ボビーは、置いてあったゴミ入れを見て奇妙な点に気がついた。捨てられて数日たった果物の食べ残しは乾燥し、腐った様子は全く見られなかった。さらに小動物の死体も腐らずにミイラ化していたのである!また1986年、ピラミッド内の新たな空間を調査した早稲田大学の吉村作治教授は、自分の体に異変を感じていた。持病の肩凝りが解消されたり、その年の冬は全く風邪をひかなかったのだ。
このように、ピラミッドには「ものが腐らない」「人間の体調が改善される」という不思議なパワーがあった。 東京農工大学の金子賢一教授は、「ものが腐る腐敗という現象は、細菌の働きで起こる。」と説明している。食べ物に含まれるたんぱく質は、炭素や水素などの原子が鎖状につながってできている。細菌は酵素を出してたんぱく質の鎖を短くし、体内に取り込んでエネルギーを作り出す。この一連の分解過程が腐敗であり、細菌の活動を抑制すると腐敗を抑えることができるのだ。
地球上でこのような環境なのは、氷点下の極地方や火山の火口、宇宙空間に近い成層圏、硫黄などが溶け込んだ水中だけである。つまり、通常の環境で腐敗が起こらない事はないのである。しかし、アメリカ農務省のベイリー・ミッチェル博士は、小屋中にマイナスイオンを放出することで、発生する空気中のサルモネラ菌を抑制することに成功していた。細菌は電気的にプラスに傾いているため、マイナスの電気を持つマイナスイオンと結合しやすく、結合後には感電死してしまうのだ。
マイナスイオンの数は、日常生活空間で1立方センチ当たり100〜250個程度である。レナード効果(滝や噴水のように水面と水が激しくぶつかると、水の分子が持つ電子が飛び出して酸素や二酸化炭素に加わってマイナスイオンが発生する)が起きている場所には、通常の数十倍存在する。しかし、王の墓でレナード効果が起きているということは考えられない。 吉村教授のピラミッド周辺及び内部の磁力測定の結果、王の間壁面では外部より8倍もの磁力が発生していることが判明。そして、王の間だけは特別に花崗岩(全体の0.05%・磁鉄鉱という磁性を帯びた鉱物を含む)が使われていた。磁鉄鉱による磁力が放出されると、空気を構成している分子の電子がローレンツ力によって外に押し出される。押し出された電子は、酸素や二酸化炭素と結合してマイナスイオンとなる。同じ環境の釜石鉱山で測定したところ、磁力の強い地点で大量のマイナスイオンが発生していた。マイナスイオンを吸い込んで肺に達すると、血液中に吸収され全身を駆け巡る。乳酸が溜まることで起こる肩凝りは、マイナスイオンによって乳酸が分解されて無害な物質に変化することで軽減される。また、人の免疫力を司るリンパ球を活性化させ、免疫細胞のNK細胞の攻撃力を向上させる働きもあった。 マイナスイオンを取り込むには、シャワークライミングに参加すること。